洗面所リフォーム、いくらかかる?洗面台交換・内装・収納の費用相場を比較の画像

洗面所リフォーム、いくらかかる?洗面台交換・内装・収納の費用相場を比較

リフォーム

橋本 侑弥

筆者 橋本 侑弥

不動産キャリア15年

宅地建物取引士  不動産業界キャリア15年。賃貸仲介を中心に、市場データ分析と広告戦略を強みとしてきました。名古屋市内の複数エリアで現場経験があり、地域の生活情報にも精通。最新のマーケティング手法を活かした客付け・売却提案を得意とします。名古屋市東区出身、昭和区在住。

洗面台の上に、家族の歯ブラシや化粧品、洗剤が並んでいる。新しくするなら、見た目だけでなく、この置き場の悩みも解消したいところです。

洗面台だけ替えるか、床や壁も整えるか。それとも収納を増やすか。今回は同じ洗面所のイメージ画像で、「洗面台交換だけ」「内装込み」「幅を広げて収納も増やす」の3プランを見比べます。

費用・工期の目安

費用

約15〜30万円

洗面台交換+床・壁・天井、税込

工期

1〜2日程度

条件により延びることがあります

洗面台交換だけなら約8〜20万円。工期の条件は第1章で解説します。

目次

  1. 3つの工事プランと費用
  2. 洗面台の選び方
  3. 設置前の確認(サイズ・配管・壁)
  4. 床・壁も替えるべき?
  5. 補助制度
  6. マンション・賃貸・売却前の注意
  7. よくある質問とまとめ

1. 3つの工事プランと費用

以下は、同じ洗面所・同じ照明・同じ撮影位置で、工事の範囲だけを変えたイメージです。①と②は同じ洗面台(幅75cm・三面鏡・開き扉)を使い、違いは床・壁・天井を替えたかどうかだけです。洗面台は、標準的な価格帯の商品を想定しています。

※画像は、工事範囲による見え方の違いを分かりやすくするためのイメージです。実際の仕上がりは、商品・照明・間取りによって異なります。

使用約20年を想定した洗面所の施工前イメージ

▲ 使用約20年を想定した施工前イメージ。洗面台の扉は色あせ、床は洗面台の前だけ変色している。

① 洗面台交換だけ

洗面台交換だけのリフォームイメージ

▲ 幅75cm・三面鏡・開き扉の新しい洗面台に交換。洗面台は新しくなったが、床と壁は施工前のまま。

費用を最も抑えられるプランです。水栓の水漏れや扉の不具合は、部品交換だけで直る場合もあります。点検の結果、洗面台ごとの交換が必要で、床や壁の傷みが少なければ、洗面台交換だけも十分な選択です。ただし既存の洗面台を外すと、床や壁に日焼けの差や跡が出ることがあります。

② 洗面台交換+床・壁・天井の張り替え

洗面台交換と床・壁・天井の張り替えのリフォームイメージ

▲ ①と同じ洗面台のまま、床をクッションフロア、壁と天井をクロスで張り替え。洗面台まわりの跡が消え、空間全体の印象がそろう。

長く住む予定なら、私たちが最もおすすめしているプランです。洗面台を外した状態なら、床を壁際まできれいに張り替えられます。湿気で傷みやすい床と壁を整えることで、清潔感も伝えやすくなります。

③ 幅を広げて収納も増やす+床・壁・天井

幅90cmの洗面台と吊戸棚を設けたリフォームイメージ

▲ 幅90cm・引き出し収納の洗面台に替え、洗濯機の上に吊戸棚を追加。カウンターの置き場が広がり、引き出しで奥の物も取り出しやすくなります。

身支度用品の仮置きや、タオル・洗剤の収納を増やしたい方に向くプランです。ただし幅を広げるには、洗濯機の防水パンまでの寸法に余裕が必要です(第3章)。配管の移設や壁の補強が必要になると、費用と工期が増えます。

プラン別の費用と工期の目安

※表は横にスクロールできます。

プラン 費用の目安(税込) 工期の目安 向いている人
① 洗面台交換だけ約8〜20万円半日程度不具合を直したい/費用を抑えたい
② 洗面台+床・壁・天井約15〜30万円1〜2日程度長く住む/費用対効果を重視
③ 幅拡張+収納+床・壁・天井約30〜60万円2〜4日程度収納や使い勝手を大きく変えたい

※費用は、標準的な価格帯の洗面台を想定した目安です。洗面台(ミラーキャビネット含む)の商品代、既存洗面台の撤去・処分、標準的な設置工事を含みます。②③は床(クッションフロア)と壁・天井(クロス)の張り替えを、③は吊戸棚1台の本体代と取付工事を含みます。床下地の補修、配管の移設・交換、コンセントの新設、壁の補強、洗濯機の取り外し・再設置などは別途です。
※工期は目安です。下地の補修、配管の変更、内装工事の範囲によって延びる場合があります。
※出典:くらしのマーケット/CREX/交換できるくん(記事末尾に一覧)および弊社が取り扱った工事をもとにした目安です。

同じ洗面台でも、見積もりの総額が会社によって数万円違うことは珍しくありません。比べるときは金額だけでなく、商品名・工事範囲・追加費用がかかる条件を見てください。

2. 洗面台の選び方

洗面台は、幅・収納の形・ボウルと水栓の3つで使い勝手が大きく変わります。価格だけでなく、毎日の使い方に合うかで選びましょう。

幅60・75・90cmの洗面台と、開き扉・引き出しの収納の違い

▲ 幅60・75・90cmの大きさと、開き扉・引き出しの収納の違い。

※表は横にスクロールできます。

選ぶポイント 主な選択肢 選び方の目安
幅60・75・90cmなど既存と同じ幅なら工事が最もシンプル。家族が多い、置き場が欲しいなら90cmも候補
収納の形開き扉/引き出し引き出しは奥の物も取り出しやすい。ただし排水管に当たることがあり、要確認(第3章)
ボウルの高さ75・80・85cmなど現在の標準は80cm前後。家族の身長に合わせて選べる商品もある
水栓シャワー水栓/節湯水栓など引き出して使えるシャワー水栓が主流。お湯の無駄を減らす節湯水栓は補助の対象になることも(第5章)
ミラー一面鏡/三面鏡三面鏡は鏡の裏が収納になり、小物をしまえる

ミラーキャビネットには、曇り止めヒーターや照明、コンセントが付いた商品もあります。便利な反面、価格が上がり、電源の位置も確認が必要です。本当に使う機能かどうかで絞り込むと、費用を抑えやすくなります。

現場から:「幅を広げたい」というご相談でも、実際には収納不足が本当の悩みということがよくあります。その場合は、同じ幅のまま引き出し収納にしたり、洗濯機の上に棚を付けたりするだけで解決することもあります。

3. 設置前の確認(サイズ・配管・壁)

カタログで商品を決める前に、次の3点を現地で確認します。ここを後回しにすると、選んだ洗面台が入らないことがあります。

洗面台の設置前に確認する3つのポイント:サイズ・配管・壁

▲ 商品を決める前に確認する3つのポイント。

① サイズ(幅・高さ・洗濯機までの距離)

既存の洗面台の間口に加え、壁から洗濯機の防水パンまでの有効寸法を確認します。カウンターの張り出しや扉・引き出しを開けるスペースも必要なため、設置できる幅は現地で判断します。奥行きが増えると、入口や浴室のドアと干渉しないかも確認が必要です。また、ミラーキャビネットまで含めると約1.7〜1.8mの高さが必要な商品が多く、上に梁や吊戸棚があると組み合わせが限られます。

② 配管(排水・給水給湯の位置)

床から出ているか、壁から出ているかで、選べる収納の形が変わります。特に引き出しタイプは排水管に当たりやすく、配管の位置を調整する工事が必要になることがあります。マンションなど床下で作業できない場合は、移設できる範囲が限られます。古い水栓や止水栓は、この機会に一緒に替えると安心です。

③ 壁(下地とコンセント)

ミラーキャビネットや吊戸棚は壁に固定するため、壁の中に下地があるかを確認します。下地がない場合は補強が必要です。また、既存の洗面台を外すと壁の一部が傷むことがあり、壁紙の補修が必要になることもあります。ドライヤーや電動歯ブラシを使うなら、コンセントの数と位置もこのときに決めておきましょう。

現場から:私たちは現地調査でこの3点を先に確認し、幅を広げないほうがいい場合は、その理由もお伝えしています。

4. 床・壁も替えるべき?

洗面所は、住まいの中でも湿気と水はねの多い場所です。次のどれかに当てはまるなら、洗面台と同時に床・壁も替えることをおすすめします。

  • 床が変色している、踏むと柔らかい、めくれがある
  • 壁紙にカビやはがれがある
  • この洗面所をあと10年以上使う予定がある

反対に、床と壁の傷みが少ない場合や、数年以内の住み替えを考えている場合は、洗面台交換だけでも十分なことがあります。

床:水に強く継ぎ目が少ないクッションフロアが第一候補です。踏むと柔らかい場合は、表面だけでなく下地が傷んでいることがあるため、張り替えの前に確認が必要です。床の素材で迷ったら、フロアタイルとクッションフロアの違いも参考にしてください。同じ洗面室で両方を貼り分けて比べています。

壁:防かび・撥水の機能を持つクロスが向いています。湿気が気になる場合は、壁の一部にエコカラットプラスを取り入れる方法もあります。施工できる位置や納まりは、商品の施工条件に合わせて確認します。

洗濯機まわり:洗濯機や防水パンの下まで床を張り替える場合は、取り外し・再設置が必要です。見積もりでは、どこまで張り替えるかと、脱着費用を確認しましょう。防水パンが小さくて今の洗濯機が入らない、排水口の掃除がしにくいといった悩みがあれば、この機会に交換を検討できます。

5. 補助制度

みらいエコ住宅2026事業では、洗面台本体の交換に対する補助額は設定されていません。ただし、対象となる節湯水栓の設置などに補助を利用できる場合があります。条件がそろえば、次の制度が使えます。

みらいエコ住宅2026事業(国)

お湯の使いすぎを抑える節湯水栓(制度の対象として登録された製品)を設置すると、1か所あたり9,000円が補助されます。ただし、洗面所の工事だけでは利用できません。

  • 対象は、原則として2016年12月31日以前に新築された住宅です。
  • 居室1室のすべての開口部の断熱改修など、所定の要件化工事との組み合わせが必要です。
  • 1回の申請の合計補助額が5万円以上であることなどの条件があります。
  • 申請は登録事業者が行い、交付申請は原則として工事完了後です。受付は2026年12月31日まで、予算に達した時点で終了します。

利用には、居室の断熱改修など、所定の要件化工事を含む計画が必要です。トイレや浴室も一緒に工事するだけでは、対象になるとは限りません。詳しい条件は制度の公式ページでご確認ください。

介護保険の住宅改修(名古屋市)

要支援・要介護の認定を受けている方の住まいで、洗面所の手すりの設置、段差の解消、滑りにくい床への変更、引き戸への取り替えなどが対象になります。支給の限度は工事費20万円までで、その7〜9割が給付されます。名古屋市では、着工前に区役所または支所へ事前申請が必要です。洗面台の交換そのものは対象外なので、まずはケアマネジャーにご相談ください。

契約前に、施工会社へ対象条件と申請手順を確認しておきましょう。私たちも見積もりの段階で、使える制度があるかを一緒に確認しています。

6. マンション・賃貸・売却前の注意

当てはまるところだけ確認してください。

分譲マンションにお住まいの方

洗面台の交換は専有部分の工事なので、多くの場合は行えます。ただし、管理組合への工事届や、作業できる曜日・時間帯の指定があるマンションは珍しくありません。床下で配管を動かせないことが多く、洗面台の位置の移動や幅の拡張には制約があります。床を張り替える場合は、規約で床材の遮音性能が定められていないかも確認します。

賃貸住宅にお住まいの方・オーナー様

借主の方が洗面台を交換する場合は、事前に貸主・管理会社の承諾が必要です。水漏れなどの故障は、まず管理会社へ連絡するのが原則です。オーナー様にとっては、洗面所は内見で清潔感を見られやすい場所なので、空室対策として検討する価値があります。

売却前なら、リフォームを決める前に相談を

洗面台の交換費用が、そのまま売却価格に上乗せされるとは限りません。設備の状態や周辺の売出物件によっては、清掃や必要な修理にとどめる選択肢もあります。工事を始める前に、現状のまま売る場合と比較しておくと安心です。

売却査定を相談する →

7. よくある質問とまとめ

Q 工事中、洗面所は使えなくなりますか?

A 工事の間は洗面台が使えません。洗面台交換だけなら半日程度が目安です。洗濯機や防水パンの下まで床を張り替える場合は、洗濯機も一時的に外すため、洗濯の予定も合わせておきましょう。

Q 洗面台の位置を動かせますか?

A 可能な場合もありますが、給排水管の移設が必要になり、費用と工期が大きく増えます。マンションでは床下の制約から難しいことが多いため、現地で確認してから判断します。

Q 自分で買った洗面台を取り付けてもらえますか?

A 会社によって対応が分かれます。配管の位置や高さが合わず、設置できないこともあるため、購入前に品番を伝えてご相談ください。

Q 結局、どこまでやるべきですか?

A 今の傷み具合・使う予定の年数・予算を合わせて判断します。長く使うなら洗面台+内装、収納不足が一番の悩みなら収納の見直し、数年以内に住み替えや売却を考えているなら修理にとどめる選択もあります。

洗面所リフォームの費用は、洗面台のグレードと、どこまで工事するかで大きく変わります。洗面台だけなら8万円前後から、内装込みで15〜30万円、幅を広げて収納も増やすと30万円を超えることもあります。まず「何に困っているか」を決め、そのうえで商品を選ぶと、見積もりの比較がぐっと楽になります。

「うちの洗面所は、どこまでやるべきだろう」と迷ったときは、ぜひ一度ご相談ください。寸法や配管、洗濯機まわりを拝見したうえで、幅を広げないほうがいい場合は、その理由も含めてお伝えします。


洗面リフォーム


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洗面台の交換から、水まわり・内装をまとめたリフォームまで承ります。寸法・配管・管理規約の確認、商品のご提案、補助制度の確認、お見積りまで一括で対応します。洗面台交換だけの小さな工事でも承ります。

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参考・出典

※本記事の費用・工期は上記出典および弊社が取り扱った工事をもとにした税込の目安であり、洗面台の商品・既存の状態・配管の位置・内装の範囲により変動します。メーカー価格は改定される場合があります。掲載画像は、工事範囲による見え方の違いを分かりやすくするためのイメージであり、実際の仕上がりは商品・照明・間取り・撮影条件により異なります。補助制度の内容は2026年11月時点の情報です。予算の状況により受付が終了する場合があるため、最新の情報は各制度の公式サイトでご確認ください。分譲マンションで工事を行う場合は、事前に管理規約および管理組合への届出の要否をご確認ください。賃貸住宅の場合は、賃貸借契約の内容をご確認のうえ、必要に応じて貸主・管理会社の承諾を得てください。

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