
名古屋市緑区は住みやすい?不動産価格相場・駅・スーパー・学区から解説
緑区の基本データ
名古屋駅まで
35〜36分
桜通線 徳重駅から(始発駅)
乗り入れ路線
桜通線・名鉄名古屋本線・JR東海道本線
3路線が区内を走る
面積・人口(市内順位)
37.91km²・人口1位
面積は市内2番目に大きい
新築戸建て価格目安
3,500万前後〜
2026年7月時点の掲載事例
▶ 緑区 3エリア 早わかり比較
緑区は、名古屋市16区の中で最も人口が多い区(2004年以降、市内人口1位を維持)として、ファミリー層から高い支持を集めるエリアです。
面積も約37.91km²と名古屋市16区の中で2番目に広く、「緩やかな丘陵地帯の緑豊かな自然環境」と「大高緑地・ヒルズウォーク徳重・イオンモール大高という大型施設の集積」が両立している点が魅力です。
有松・鳴海エリアには「有松絞り」という400年の伝統を持つ伝統工芸品が生まれた地域があり、旧東海道沿いの伝統的な町並みは2016年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
この記事では、緑区を「徳重・神沢・滝ノ水エリア」「鳴海・左京山・有松エリア」「大高エリア(大高・南大高)」の3エリアに分けて、それぞれの特性・向いている暮らし方を、できるだけ根拠のある情報で整理します。
区が広いため、エリアによって学区の雰囲気・通学環境・交通利便性が大きく異なります。
なお学区・施設情報などは変更されることがあるため、実際の購入検討時には名古屋市や各施設の最新の公表情報を必ずご確認ください。
目次
1. 緑区の基本プロフィール 2. 交通アクセス 3. エリア別特徴 4. 商業施設・スーパーマーケット 5. 学区・教育環境 6. 公園・歴史文化スポット 7. 治安・防災 8. 物件相場・資産性 9. 緑区 vs 名東区——どちらを選ぶ? 10. 緑区が向いている方の傾向 11. よくある質問 12. まとめ——あなたに合うのはどのエリア?緑区は名古屋市の南東部に位置し、北は天白区、西は南区・港区、東は日進市・豊明市に隣接しています。
1963年に愛知郡鳴海町が名古屋市に編入されて誕生した区で、1964年には知多郡有松町・大高町も編入されました。
2004年に人口が中川区を抜いて名古屋市内最多となり、現在もその状況が続いています。
2011年3月に桜通線の野並〜徳重間が開通し、緑区に初めて地下鉄の駅(相生山・神沢・徳重)が設置されました。
この開通以降、徳重エリアを中心とした宅地開発が進み、子育て世帯が多く居住する住宅地として発展してきました。
2016年には「名古屋市有松伝統的建造物群保存地区」が国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、歴史的な町並みの保存にも力を入れています。
緑区の「三面性」:①徳重・神沢・滝ノ水エリアは桜通線沿線の新しい中心地、②鳴海・左京山・有松エリアは歴史ある町並みが残るエリア、③大高エリア(大高・南大高)はJR沿線・大型商業施設が近接するエリア——この3つの性格の違いを理解することが、緑区での住まい選びの第一歩です。
緑区では、地下鉄桜通線の相生山駅・神沢駅・徳重駅を利用できます。
名鉄名古屋本線は中京競馬場前駅・有松駅・左京山駅・鳴海駅、JR東海道本線は大高駅・南大高駅が区内にあります。
桜通線「徳重」駅は路線の終点・始発駅にあたり、始発駅のため列車を選んで並ぶことで座席を確保しやすい点が子育て世帯から評価されています。
| 駅 | 名古屋駅までの目安 | 路線 |
|---|---|---|
| 徳重駅 | 約35〜36分 | 桜通線直通(始発駅) |
| 鳴海駅 | 約20分前後 | 名鉄名古屋本線直通 |
| 大高駅 | 約20分前後 | JR東海道本線直通 |
※所要時間は列車種別や乗り換え時間によって異なります。
鳴海駅は急行・準急・普通など複数の種別が停車します。
正直にお伝えすると、徳重駅から名古屋駅まで約35〜36分と、通勤時間はやや長い点は理解しておく必要があります。
一方で始発駅のため座席を確保しやすく、「長くても座れるので苦にならない」という評価も多く聞かれます。
区が広いため、駅から離れたエリアはバス・車移動が前提になる場所もあります。
緑区は大きく「徳重・神沢・滝ノ水エリア」「鳴海・左京山・有松エリア」「大高エリア(大高・南大高)」の3エリアに分かれ、それぞれ性格が異なります。
❶ 徳重・神沢・滝ノ水エリア——緑区の新しい中心地
徳重駅周辺は「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」という大型商業施設・緑区役所の徳重支所・徳重公園・要池公園などが集まる生活拠点です。
神沢は桜通線を利用しやすく、滝ノ水は緑豊かな丘陵住宅地として発展しています。
滝ノ水では、物件ごとに最寄り駅やバス停までの距離を確認することが重要です。
❷ 鳴海・左京山・有松エリア——歴史ある町並みが残るエリア
有松エリアは「有松絞り」という400年の伝統を持つ伝統工芸品が生まれた地域で、旧東海道沿いの町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
有松・桶狭間周辺には1560年の「桶狭間の戦い」に関する史跡が残り、桶狭間古戦場公園を中心に歴史散策を楽しめます。
名鉄名古屋本線が使え、都心へのアクセスも比較的良好です。
❸ 大高エリア——JR沿線・大型商業施設近接
大高エリアはJR東海道本線が使え、「イオンモール大高」という大型商業施設が近接する買い物利便性の高いエリアです。
南大高駅は2009年に開業した比較的新しい駅で、駅周辺の宅地開発が進んでいます。
緑区の商業施設は「ヒルズウォーク徳重ガーデンズ」(徳重)・「イオンモール大高」(大高)という2つの大型商業施設が中心です。
どちらも食品・衣料品・飲食・サービスをまとめて利用でき、区内の生活を支える中核施設になっています。
徳重・鳴海エリアには中小スーパーも多数点在しており、日常の買い物に困りにくい環境です。
正直にお伝えします:ヒルズウォーク徳重・イオンモール大高周辺は、週末や連休中に周辺道路が渋滞しやすい傾向があります。
車での買い物を前提とする場合は、時間帯をずらすなどの工夫が必要になることがあります。
緑区には市立小学校が28校、中学校が12校あり、名古屋市16区の中でも学校数・学区数ともに最大規模です。
区が広く、北部から南部まで複数のエリアが広がるため、エリアによって学区の雰囲気・通学環境が異なります。
お住まいの町名・番地によって指定される学校が決まるため、購入前には名古屋市の通学区域一覧または緑区役所で必ず確認することをおすすめします。
| 中学校区 | 対象小学校の目安 | 大まかなエリア |
|---|---|---|
| 扇台中学校 | 鳴海東部小・常安小・徳重小 | 徳重周辺 |
| 神沢中学校 | 戸笠小・黒石小・桃山小 | 神沢周辺 |
| 滝ノ水中学校 | (区役所で要確認) | 滝ノ水周辺 |
| 鳴子台中学校 | 鳴子小・長根台小 | 鳴子北周辺 |
| 鳴海中学校 | (区役所で要確認) | 鳴海周辺 |
| 千鳥丘中学校 | 片平小・浦里小 | 鳴海西部周辺 |
| 左京山中学校 | (区役所で要確認) | 左京山周辺 |
| 鎌倉台中学校 | (区役所で要確認) | 大清水・鎌倉台周辺 |
| 有松中学校 | 有松小・桶狭間小・南陵小など | 有松・桶狭間周辺 |
| 東陵中学校 | 東丘小・太子小 | 鳴海東部周辺 |
| 神の倉中学校 | (区役所で要確認) | 神の倉・熊の前・亀が洞・白土周辺 |
| 大高中学校 | (区役所で要確認) | 大高・南大高周辺 |
※上表は代表的な学区の目安です。
全12学区の詳細・最新の指定校情報は、名古屋市の通学区域一覧または緑区役所(電話:052-621-2111)・徳重支所(電話:052-875-2202)でご確認ください。
扇台中学校(徳重エリア)は、桜通線の始発駅である徳重駅を中心に、大型商業施設・区役所支所・公園が集まる生活拠点として、当社への購入相談でも人気の高い学区のひとつです。
ただし学区の評価は個人の口コミや年度によって変動するため、この記事では特定の順位付けは行わず、傾向としてお伝えしています。
緑区の子育て環境をより詳しく知りたい方へ
保育施設の状況・学区の詳細・医療体制・公園・治安・防災まで、緑区の子育て環境を解説した専用記事を公開しています。
徳重・鳴海・大高エリアの違いも具体的な情報で整理しています。
緑区最大の魅力が「大高緑地」です。
愛知県営の都市公園で計画面積は121.2haという大規模な緑地公園で、
恐竜広場(滑り台・大型複合遊具)・ゴーカートで遊べる交通公園・「琵琶ケ池」でのボート遊び・無料のフィールドアスレチックなど、名古屋市内でも屈指の充実度を誇ります。
2016年には恐竜テーマパーク「ディノアドベンチャー名古屋」もオープンし、実物大の恐竜ロボットが並ぶ人気スポットとなっています。
竹林散策路は名古屋市の「まちなみデザインセレクション」にも選ばれた景観で、季節の自然も楽しめます。
なお、園内のプール(水泳場)は老朽化に伴い2021年に閉鎖されているため、夏季のプール利用を目的とする場合は事前に最新情報をご確認ください。
デイキャンプ場(バーベキュー可)・野球場・テニスコートも整備されており、週末には区内外から多くの家族連れが訪れる、緑区を代表するレジャースポットです。
「新海池公園」(緑区鹿山)は、池を望む芝生広場と雑木林が特徴の公園で、ブランコ・砂場などの遊具もあり、子どもが安心して走り回れる身近なスポットとして親しまれています。
有松エリアの「有松絞り」は江戸時代から続く伝統工芸品で、旧東海道沿いの町並みは2016年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
江戸末期から明治期に建てられた主屋・蔵・茶室などの町屋建築が今も残り、当時の絞商の繁栄を伝える貴重な歴史的景観として保存されています。
「桶狭間古戦場公園」は1560年の桶狭間の戦いの舞台とされる場所で、有松・桶狭間周辺で歴史に触れられる貴重なスポットです。
名鉄有松駅からバスでアクセスできます。
緑区の治安は繁華街・歓楽街が少なく、住宅街中心の区として比較的落ち着いた雰囲気があるとされています。
正直にお伝えします:治安の感じ方は物件の位置や時間帯によって異なります。
この記事では特定の犯罪件数や順位付けはせず、エリアの傾向のみをお伝えしています。
最新の犯罪認知件数は愛知県警が公開していますので、そちらもあわせてご参照ください。
緑区は丘陵地帯が多い地形ですが、これは水害リスクがまったくないという意味ではありません。
物件購入前には洪水・内水氾濫・地震など、災害の種類ごとに住所を指定して確認することが大切です。
名古屋市が公開する「なごやハザードマップ」で、物件の住所を必ず確認することをおすすめします。
緑区は人口規模が大きく、戸建て・マンションとも一定の住宅需要が見込まれます。
徳重エリアが宅地開発の進展から比較的底堅い需要を持つ一方、大高・有松エリアも大型商業施設の近接から安定した需要が見込まれます。
| エリア | 物件種別 | 面積目安 | 価格傾向 |
|---|---|---|---|
| 徳重・神沢 | 新築戸建て・マンション | 建物90〜110m²程度 | 3,500〜5,000万円前後 |
| 鳴海・有松 | 新築・中古戸建て | 建物85〜100m²程度 | 中程度 |
| 大高・南大高 | 新築戸建て中心 | 建物90〜110m²程度 | 中程度 |
※価格は2026年7月時点の市場掲載事例を参考にした概算で、成約価格とは異なります。
築年数、駅距離、土地・専有面積、建物状態などによって大きく異なります。
緑区は人口規模の大きさから一定の住宅需要が見込まれますが、資産価値は駅距離・坂道・道路幅・学区・ハザードリスク・周辺の新築供給量などによって差が出るため、区全体ではなく物件ごとの判断が必要です。
実際の資産価値は築年数・管理状態・間取りなどによっても異なるため、個別にご確認ください。
「緑区と名東区、どちらがおすすめですか?」という質問もよく聞かれます。
どちらも名古屋市郊外の住宅街として発展してきた区ですが、性格は異なります。
| 比較項目 | 緑区 | 名東区 |
|---|---|---|
| 名古屋駅アクセス | 徳重から約35〜36分 | 一社から約21〜22分 |
| 面積・規模 | 市内2番目に広い・人口1位 | 比較的コンパクト |
| 歴史・自然環境 | 有松絞り・桶狭間古戦場 | 猪高緑地・牧野ヶ池緑地 |
| 選び方の目安 | 戸建ての選択肢・大型商業施設を重視する方 | 名古屋駅への速さを重視する方 |
「戸建ての選択肢・大型商業施設・歴史ある町並みを重視したい」という場合は緑区が候補になります。
「名古屋駅への通勤時間を短くしたい」という場合は名東区も比較検討する価値があります。
「緑区が向いているのはどんな人?」と問われたとき、私たちが仲介の現場で感じている傾向を、いくつかのユーザー像としてまとめました。
大型公園・レジャー施設を日常的に活用したいファミリー
大高緑地の恐竜広場・ゴーカート・BBQ場は、名古屋市内でも屈指の子ども向け公園です。
休日のお出かけ先に困らない環境を求める方に向いています。
通勤時に座席を確保したい方
徳重駅は桜通線の始発駅で、列車を選んで並ぶことで座席を確保しやすい点が評価されています。
通勤時間は長めですが、着席して過ごせる快適さを重視する方に向いています。
歴史ある町並みに愛着を持つ方
有松絞りの伝統工芸・旧東海道の町並みなど、400年以上の歴史を持つ文化資産が身近にあります。
子どもに本物の歴史文化を伝えたいご家庭に向いています。
車での買い物利便性を重視する方
イオンモール大高・ヒルズウォーク徳重ガーデンズという大型商業施設が区内にあり、車での日常の買い物に困りにくい環境です。
週末のまとめ買いや外食も1か所で完結しやすい点が評価されています。
確認しておきたいケース:①名古屋駅への通勤時間を最優先する場合、徳重エリアは約35〜36分とやや長めなので事前確認が必要です。
②週末に商業施設を利用する場合は、渋滞状況を考慮した時間帯選びをおすすめします。
Q. 徳重駅から名古屋駅まで本当に座れますか?
A. 徳重駅は桜通線の始発駅(起点)のため、列車を選んで並ぶことで座席を確保しやすいとされています。
ただし時間帯や混雑状況によっては満席になる場合もあるため、必ず座れるとは限りません。
Q. 緑区は範囲が広いですが、どのエリアがおすすめですか?
A. 商業施設・交通の両方を重視するなら徳重・神沢・滝ノ水エリア、歴史ある町並みを重視するなら鳴海・左京山・有松エリア、買い物利便性を重視するなら大高エリアが向いています。
区が広いため、実際に歩いて比較することをおすすめします。
Q. 学区はどう確認すればよいですか?
A. 緑区には12の中学校区があり、町名・番地によって指定校が細かく分かれています。
大高・南大高エリアは大高中学校区が中心ですが、一部の住所は有松中学校区・左京山中学校区となる場合もあります。
必ず名古屋市の最新の通学区域一覧または緑区役所(電話:052-621-2111)・徳重支所(電話:052-875-2202)で個別にご確認ください。
■ 緑区3エリア 早引き案内表
徳重・神沢・滝ノ水 → 「商業施設と交通の両立」を求める方に
桜通線始発駅。
ヒルズウォーク徳重が中心
鳴海・左京山・有松 → 「歴史環境重視」の方に
有松絞り・旧東海道の町並み。
名鉄が使える
大高(大高・南大高) → 「買い物利便性重視」の方に
JR沿線。
イオンモール大高が近接
緑区は「名古屋市内で最も人口が多い区」という需要の裏付けと、「大高緑地・有松絞りという自然・歴史環境の豊かさ」を両立できる区です。
区が広いため、エリアによって交通利便性・雰囲気が大きく異なる点は理解しておく必要があります。
名古屋駅への通勤時間はやや長めですが、始発駅で座席を確保しやすいという点も含めて、総合的にご検討ください。
私たち愛知中央不動産では、緑区内の学区別の物件情報はもちろん、保育施設の状況、エリアごとの資産性についてもご相談いただけます。
「徳重エリアか大高エリアか迷っている」という方も、ご家族の条件をうかがいながら一緒に絞り込みましょう。





