
【ご成約事例】パークシティ鳥見D棟|名古屋市西区の中古マンション売却
名古屋市西区鳥見町の「パークシティ鳥見D棟」にて、マンションのご売却をお手伝いさせていただきました。以前にもお取引をいただいたお客様からの、再度のご依頼でした。ありがとうございました。
お預かりしてからご成約までには、通常より少し時間をいただきました。それでも急いで価格を下げることはせず、結果としてご満足いただける金額でのご成約となりました。
「早く売る」ことと「納得できる価格で売る」ことは、必ずしも同時には成り立ちません。今回はその判断について書きます。
パークシティ鳥見D棟について
| 所在地 | 名古屋市西区鳥見町2丁目22-1 |
|---|---|
| 交通 | 地下鉄鶴舞線「庄内通」駅 徒歩8分 |
| 竣工 | 1988年7月 |
| 戸数 | D棟150戸(A〜D棟の合計で600戸超) |
| 構造・規模 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 地上15階建 |
| 専有面積 | 55.92㎡~92.28㎡ |
| 間取り | 3LDKなどのファミリータイプ |
| 敷地面積 | 20,747.04㎡ |
| 分譲 | 三井不動産/三東都市開発 |
| 施工 | 竹中工務店 |
| 管理 | 全部委託・日勤管理人(三井不動産レジデンシャルサービス) |
| 学校区 | 庄内小学校 徒歩9分/名塚中学校 徒歩7分 |
A棟からD棟までの4棟で構成される、敷地面積2万㎡を超える大規模マンションです。分譲は三井不動産、施工は竹中工務店。グリーンプラザやスポーツプラザといった共用施設を備えています。
庄内通駅まで徒歩8分、小学校・中学校ともに徒歩10分圏内。ファミリー層に支持される条件が揃っています。
大規模マンションの売却で、意識したこと
600戸を超える規模のマンションには、売却する側から見た特有の事情があります。
それは、同じマンション内に、同時に複数の売り物件が出ることがあるという点です。
戸数が多いほど、売却を検討する世帯も一定数出てきます。買主から見れば、同じ建物・同じ管理・同じ立地の住戸が並んで売りに出ている状態です。この場合、比較の軸は階数、向き、専有面積、室内の状態、そして価格に絞られます。
ここで焦って価格を下げると、同じマンション内で値下げ競争が起きます。一度下げた価格は戻せません。
今回は、この点を踏まえて価格を維持したまま、買主が現れるのを待つ判断をしました。時間はかかりましたが、結果としてご満足いただける金額でのご成約となっています。
大規模マンションは需要も安定しているため、条件に合う買主は必ず現れます。慌てて下げる必要はありません。
「早く売る」と「高く売る」は両立しにくい
売却のご相談では、まずこの点をお伝えしています。どちらを優先するかで、進め方がまったく変わるためです。
| 方法 | 期間の目安 | 価格の傾向 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 仲介で売る | 数か月程度。条件により前後します | 市場価格に近い水準 | 期限に余裕があり、価格を優先したい場合 |
| 不動産会社に買取を依頼する | 短期間で確定できる | 市場価格より低くなるのが一般的 | 期限が決まっている、早く現金化したい場合 |
買取は、不動産会社が直接買い主となる方法です。買主を探す必要がないため短期間で完了しますが、会社が再販することを前提とするため、価格は市場相場より低くなるのが一般的です。
どちらが正解ということはありません。住み替え先の引き渡し日が決まっている、相続の期限がある、といった事情があれば買取が合理的ですし、期限に余裕があるなら仲介で時間をかけたほうが手取りは大きくなります。
大切なのは、この違いを理解したうえで選ぶことです。
焦らないために、売主が確認できること
売却期間が長引くと、不安になるのは当然です。「本当に売る努力をしてくれているのか」という疑問が生まれることもあります。
実は、売主には法律で保護された確認手段があります。これを知っておくと、根拠を持って待つ判断ができます。
媒介契約の3種類と、会社に課される義務
| 契約の種類 | レインズへの登録義務 | 売主への報告義務 | 自分で買主を見つけた場合 |
|---|---|---|---|
| 専属専任媒介契約 | 契約日の翌日から5日以内 | 1週間に1回以上(文書または電子メール) | 直接取引はできません |
| 専任媒介契約 | 契約日の翌日から7日以内 | 2週間に1回以上(文書または電子メール) | 直接取引が可能です |
| 一般媒介契約 | 義務はありません | 義務はありません | 直接取引が可能です |
契約期間は、いずれの種類でも3か月以内と定められています。
レインズ登録証明書を必ず受け取ってください
レインズは、不動産会社が物件情報を共有する仕組みです。ここに登録されることで、全国の不動産会社が買主にその物件を紹介できるようになります。
専属専任媒介・専任媒介の場合、不動産会社は登録証明書を売主に交付することが法律で定められています。この書面を受け取れば、物件が確かに市場に出ていることを確認できます。
書面が届かない、内容について説明がない。そうした場合は、遠慮なく確認してください。売主として当然の権利です。
活動報告の中身を見る
報告書には、問い合わせ件数や内見の実績が記載されます。ここを見れば、状況を数字で把握できます。
問い合わせはあるが内見に至らない場合は、写真や掲載情報の見せ方に改善の余地があります。内見はあるが申し込みに至らない場合は、価格または室内の状態が要因かもしれません。そもそも問い合わせが少ない場合は、価格設定そのものを見直す段階です。
「反応がないので下げましょう」という提案を受けたときは、その根拠となる数字を確認してください。数字に基づく判断であれば納得できますし、そうでなければ別の打ち手があるはずです。
売却活動が思うように進んでいない方へ
現在の販売状況を伺い、価格・見せ方・売り出し方のどこに原因があるかを整理します。他社に依頼中の物件についてのご相談でも構いません。
再びご依頼いただけるということ
今回は、以前にもお取引をいただいたお客様からのご依頼でした。
不動産の取引は、人生の中で何度も経験するものではありません。だからこそ、一度お取引いただいた方が再び声をかけてくださるというのは、私たちにとって最も意味のある評価だと考えています。
売却を急がせないという判断も、この関係があってこそ成り立ちます。目先の成約を優先すれば、価格を下げて早く決めるほうが簡単です。しかしそれはお客様の資産を減らす提案にほかなりません。
時間がかかることを事前にお伝えし、その根拠を共有し、状況を報告しながら進める。手間はかかりますが、この積み重ねが次のご依頼につながります。当社が地域に密着して営業を続けてこられたのは、こうしたお取引の積み重ねによるものです。
築38年のマンションを売るということ
パークシティ鳥見D棟は1988年7月の竣工で、2026年時点で築38年です。
築年数だけを見れば古い部類に入りますが、1981年6月以降の建築確認にあたる新耐震基準の物件です。買主が住宅ローン控除を利用する際も、1982年1月1日以降の建築であれば登記簿の確認だけで対象になり、追加の書類は原則不要です。買主にとって検討しやすい条件が整っています。
加えて、この物件には築年数を補う要素が複数あります。庄内通駅まで徒歩8分という立地、小学校・中学校が徒歩10分圏内という環境、竹中工務店による施工、2万㎡を超える敷地とゆとりのある共用施設。
築年数は下げ要因ですが、それを補う条件が揃っていれば価格は守れます。売却にあたっては、この物件の強みが何かを整理し、買主に伝わる形で情報を出すことが重要になります。安易に価格を下げる前に、まず伝え方を見直す。今回もその順序で進めました。
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売却でいちばん避けたいのは、根拠のないまま価格を下げ続けることです。問い合わせと内見の数字を見れば、原因が価格にあるのか、見せ方にあるのかは判断できます。
当社では、査定の段階で「いくらで、どのくらいの期間で売れる見込みか」を根拠とあわせてお伝えしています。売却をまだ決めていない段階、他社に依頼中で状況が気になるという段階でのご相談も歓迎します。
お電話でのご相談
052-211-9680
営業時間 10:00〜18:00/定休日 水曜日・祝日
※建物概要は公開情報をもとに記載しています。棟ごとの戸数や竣工時期は資料により表記が異なる場合があります。媒介契約に関する記載は宅地建物取引業法および指定流通機構の定めに基づく一般的な内容です。売却期間は物件および市況により異なります。
