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売却前のマンションにホームステージングは必要?効果や費用をわかりやすく解説

売却ブログ

橋本 侑弥

筆者 橋本 侑弥

不動産キャリア15年

不動産業界歴15年。賃貸仲介を中心に、市場データ分析と広告戦略を強みとしてきました。名古屋市内の複数エリアで現場経験があり、地域の生活情報にも精通。最新のマーケティング手法を活かした客付け・売却提案を得意とします。名古屋市東区出身、昭和区在住。

マンションをできるだけ高く、できれば早く売却したい。
その一方で、ホームステージングに興味はあるものの、本当に効果があるのか、費用はどのくらいかかるのか、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、オンラインに掲載する写真や内覧時の第一印象を整えることで、問い合わせ数や成約スピード、さらには売却価格にまで差が生まれるケースがあります。
また、安易な値下げをする前に、ホームステージングを導入した方が結果的に手取り額が増えることも少なくありません。
この記事では、マンション売却におけるホームステージングの仕組みと具体的な効果、費用相場と費用対効果の考え方、さらに失敗しない進め方まで、売主の目線でわかりやすく解説します。
ご自身のマンションにホームステージングが向いているかどうかを判断する材料として、ぜひ最後までお読みください。

ホームステージングでマンションを高く売却できる理由

ホームステージングは、売却予定の住まいに家具や小物を配置し、片付けや清掃を徹底することで、購入希望者にとって魅力的な生活空間として見せる手法です。
同じ広さや間取りのマンションでも、生活感が強く雑然とした状態と、統一感のあるインテリアで整えられた状態では、受け取られる価値が大きく異なります。
実際、日本ホームステージング協会の調査では、ホームステージング後に内覧時の成約率が上がったと回答する事業者が多数を占めており、見せ方が価格や成約のしやすさを左右していることがうかがえます。

近年は、購入検討者の多くが、まず不動産ポータルサイトなどの写真を見てから内覧の予約を行うようになっています。
日本ホームステージング協会の「ホームステージング白書」では、ホームステージング実施後の物件は、閲覧数や問い合わせ数が増え、早期成約に結び付きやすい傾向が示されています。
写真の段階で「明るく広く、丁寧に管理されている印象」を持ってもらえれば、同じ条件のマンションでも優先的に検討されやすくなり、価格交渉でも有利になりやすいといえます。

また、ホームステージングは「値下げの前に検討すべき施策」として位置付けられることが増えています。
協会の公表データでは、ホームステージングを行った売買物件の多くが、約2か月以内に成約しており、一般的な販売期間より短縮されていると報告されています。
早期に成約へ結び付けることで、大幅な値下げや長期販売による管理費・固定資産税などの負担を抑えられるため、一定の費用をかけてでも先に見せ方を整える方が、結果的に手取り額を高くしやすいという考え方が広がっているのです。

比較項目 ホームステージング実施 未実施
ポータルサイトでの印象 明るく広く見える写真 生活感が強い写真
内覧時の成約率 向上しやすい傾向 他物件と比較されやすい
売却戦略 値下げ前に見せ方改善 価格調整頼みの戦略

マンション売却で期待できるホームステージングの具体的な効果

ホームステージングを行ったマンションは、実施しない場合と比べて成約までの期間が短くなる傾向があります。
日本ホームステージング協会の調査では、売買物件でホームステージング後に「成約期間が短縮した」と回答した事業者が約7割を占めています。
また、別の調査では、ホームステージング導入により成約までの期間が約3分の1から半分程度に短縮されるという結果も報告されています。
このように、市場データから見ても、ホームステージングは問い合わせ数や内覧数を増やし、販売活動全体を前倒しする効果が期待できるといえます。

次に、買い手の心理面への影響です。
家具や小物を配置することで、室内の広さや生活動線が分かりやすくなり、「ここでどのように暮らせるか」を具体的に想像しやすくなります。
また、整えられた室内は、丁寧に管理されてきた印象や、入居後の生活をすぐに始められそうだという安心感につながります。
その結果、同じ条件のマンションであっても、ホームステージングを行った住戸の方が、内覧時に前向きな評価を得やすくなると考えられます。

さらに、売却価格への影響についても、各種調査から一定の目安が見えてきます。
日本ホームステージング協会の過去調査では、ホームステージングを実施した売買物件の販売価格が、当初査定額より平均で約0.5%高くなったという結果が紹介されています。
また、ホームステージングにより買い手の心理的な上限価格が平均で約7%引き上がるというデータもあり、必ずしも査定額を大きく超えて売れるわけではないものの、「多少高くてもこの部屋に住みたい」と思ってもらいやすくなる傾向があります。
ただし、市場相場とかけ離れた強気の価格設定を正当化できるものではないため、相場や物件特性を踏まえたうえで、数%程度の価格アップを狙う施策と捉えることが現実的です。

効果の種類 期待できる内容 意識したいポイント
成約スピード 成約期間の短縮 反響増加で早期成約
買い手の心理 広さと生活動線の理解 暮らしの具体的な想像
売却価格 数%程度の上乗せ期待 相場を踏まえた価格設定

ホームステージングの費用相場と「費用対効果」の考え方

マンション売却でホームステージングを導入する場合、費用相場は内容や期間によって大きく変わります。
不動産関連の調査では、売買用住宅のホームステージング費用は概ね数万円から数十万円の範囲に集中しているとされています。
また、日本ホームステージング協会が公表する資料などを見ると、売却時にかけられた費用が平均で10万円台後半というデータもあり、一定の投資として位置付けられていることが分かります。
そのため、まずは費用の目安と内訳を把握したうえで、自分のマンションに必要な範囲を検討することが大切です。

費用の内訳として多いのは、コーディネーターによる現地訪問とプラン作成費、家具や小物のレンタル費、搬入・設置・撤去にかかる作業費です。
空室の場合は、リビングや寝室など複数の部屋に一式の家具を入れることが多く、レンタル期間が長くなるほど総額も高くなります。
一方、居住中のマンションでは、既存の家具を活かしつつ片付けとレイアウト調整が中心となるため、レンタル量を抑えて費用を低くするケースが一般的です。
いずれの場合も、延長料金や追加撮影の有無など、基本料金以外の費用条件を事前に確認しておくことが重要です。

物件価格帯や売却戦略によって「どこまで費用をかけるか」の判断は変わります。
一般的には、物件価格が高いほどホームステージングに投じる金額もやや高くなる傾向がありますが、売却価格の数%以内に抑える目安で検討されることが多いとされています。
また、全面的に家具を入れ替えるフルステージングではなく、目立つ部屋だけを整える部分的なプランを選ぶことで、費用を抑えつつ写真映えや内覧時の印象を高める方法もあります。
居住中か空室か、売却までの想定期間はどの程度かなどを踏まえ、費用対効果の高い組み合わせを選ぶことがポイントです。

ステージングの種類 費用の目安 特徴
居住中の部分ステージング 10万〜20万円前後 既存家具活用・小物中心
空室のフルステージング 20万〜40万円前後 複数室に家具一式設置
写真重視の簡易ステージング 数万円〜10万円前後 撮影時限定の演出中心

ホームステージングの費用対効果を考える際は、想定される値下げ幅や長期化による負担との比較が欠かせません。
多くの調査では、ホームステージング導入により成約期間が短縮し、価格も数%程度上乗せできた事例が報告されており、投下費用を上回る効果が得られるケースも少なくありません。
一方で、売却が長期化すると管理費や修繕積立金、固定資産税などの維持コストが積み重なり、結果として大きな負担になる可能性があります。
こうした維持費や将来の値下げリスクと比較しながら、どの水準まで費用をかけると最も合理的かを検討することが大切です。

ホームステージングで失敗しないためのポイントと進め方

まず、ホームステージングを検討するタイミングとしては、売り出し直前や、一定期間売れ行きが鈍いと感じた段階が一つの目安になります。
日本ホームステージング協会の調査では、売却しにくい物件や長期化している案件での活用が多い傾向が指摘されており、販売戦略の見直し局面と相性が良いといえます。
また、築年数が経過している、間取りに個性がある、空室期間が長く内覧で印象が伝わりにくいといったマンションほど、演出による見せ方の改善効果が期待しやすいです。
一方で、すでに十分に整えられており需要も高いマンションでは、費用対効果を慎重に比較したうえで導入を検討することが大切です。

次に、自分でできる工夫と、専門家に任せた方が良い部分を切り分けて考えることが重要です。
片付けの基本は、持ち物を把握し、使用頻度ごとに分類しながら不要な物を減らし、床やテーブルの上に物を置かない状態をつくることです。
そのうえで、動線を妨げない家具配置と、色味や素材をそろえたシンプルなインテリアを心掛けると、広さと統一感が伝わりやすくなります。
一方で、照明計画や撮影用の小物選び、写真映えを意識したレイアウト調整など、専門的な判断が必要な部分は、ホームステージングの知見を持つプロに任せた方が、短期間で効果を出しやすいといえます。

さらに、ホームステージング導入前には、契約条件やスケジュール、支払い方法を細かく確認しておくことが欠かせません。
一般的には、契約期間中の家具・小物の設置や撤去、破損時の補償範囲などが定められており、どこまでが基本料金に含まれるのか事前に整理しておくと安心です。
また、売却活動の開始時期や広告掲載・内覧スケジュールと、ホームステージングの準備期間がずれないよう、査定時点から逆算して日程を組むことが大切です。
費用の支払いタイミングについても、着手時一括か、成約有無にかかわらず一定期間ごとの支払いかなど、条件を理解したうえで、売却計画全体の資金計画と無理なく両立できる形を選ぶようにしましょう。

確認項目 主な内容 注意ポイント
導入タイミング 売り出し前や長期化時 販売戦略見直しの段階
自分で行う作業 不要物整理と基本清掃 床や台の上を空ける意識
プロに任せる部分 家具演出と写真映え調整 契約条件と期間を事前確認

まとめ

マンションをできるだけ高く、早く売却したいなら、ホームステージングは値下げより先に検討したい有効な方法です。
写真や内覧の第一印象を整えることで、問い合わせ数や成約率が上がり、結果として売却価格アップも期待できます。
一方で、費用相場や効果の限界を理解し、物件価格帯や売却スケジュールに合う内容を選ぶことが重要です。
当社では、売却戦略とホームステージングの費用対効果を丁寧にシミュレーションし、ご予算やご希望に合わせたご提案を行っています。
「どこから手をつければ良いかわからない」という段階でもかまいませんので、まずはお気軽にご相談ください。



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