
松坂屋名古屋店の楽しみ方|デパ地下・屋上遊園・美術館へ
地下鉄の改札を出て、地下通路をそのまま歩く。階段を上がらないうちに、もう売場が始まっています。矢場町駅と直結した松坂屋名古屋店は、雨の日でも傘を差さずにたどり着ける百貨店です。
1611年、名古屋本町で始まった商いが、今も栄の街に続いています。地下では今日の夕食を選び、上の階ではアートにふれる。松坂屋名古屋店は、買い物の予定がなくても立ち寄りたくなる百貨店です。
この記事では、初めてなら押さえたい6つの見どころ、2時間ほどの回り方、営業時間や駐車場、子ども連れの実用情報をまとめました。後半では、この百貨店が身近にある栄・矢場町の暮らしにも触れています。
この記事で分かること
- 食品フロアから屋上遊園、美術館まで、6つの楽しみ方
- 本館・南館・北館の役割の違いと、館内で迷わないための歩き方
- フロアごとに異なる営業時間、駐車場の優待、子ども連れの設備
- 栄・矢場町で住まいを考えるときの視点
目次
1. 松坂屋名古屋店の基本情報 2. 初めてなら見たい6つの見どころ 3. 3つの館と、館内の歩き方 4. 営業時間・駐車場・子ども連れの情報 5. 400年を超える歩み 6. 栄・矢場町で暮らすということ 7. まとめ松坂屋名古屋店は、名古屋市中区栄三丁目にあります。本館・南館・北館の3つの建物からなり、地下鉄名城線の矢場町駅と地下通路で直結しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 名古屋市中区栄三丁目16番1号 |
| 最寄り駅 | 地下鉄名城線「矢場町」駅から地下通路直結(5・6番出口) 地下鉄「栄」駅16番出口からは南へ徒歩5分 |
| 営業時間 | 各館3階以下 10時〜20時/各館4階以上 10時〜19時(一部売場を除く) レストランは11時〜22時(本館9階は11時〜21時) |
| 営業日 | 元旦・1月2日を除き休まず営業 |
| 駐車場 | 南館駐車場のほか、周辺に多数の契約駐車場あり(買い上げ金額に応じた優待あり) |
| 所要時間の目安 | 見どころ中心なら約2時間。食事を加えるなら約3時間、買い物や展覧会をじっくり楽しむなら半日程度 |
南館は改装工事中です(2026年10月時点)
公式のフロアガイドによると、南館の2階から5階と地下2階は、改装工事のため売場が閉鎖中です。かつて入っていたヨドバシカメラ マルチメディア名古屋松坂屋店は営業を終了しています。ただし3階と地下2階は、連絡通路と久屋大通側1〜3号エレベーター(地下2階は地下鉄入口も)が利用できます。なお本館6階の南館連絡通路は閉鎖中です。
南館の1階、地下1階のハンズ、6階以上の施設は営業しています。また、特別ご招待会などで本館・北館が貸切営業となる日もあります。お出かけ前に公式サイトのフロアガイドとお知らせをご確認ください。
本館・南館・北館に、食べる・遊ぶ・見る楽しみが集まっています。百貨店というより、複合施設として歩いてみてください。
1. 本館屋上の屋上遊園|百貨店に残る風景
本館8階から上がった屋上に、遊園があります。かつてはどの百貨店にもあった風景ですが、今は数が減りました。小さなお子さん連れなら、買い物のあとにここで時間を取ると、一日の満足度が変わります。大人にとっては、懐かしさを感じる場所かもしれません。
公式のお知らせによれば、屋上遊園の営業時間は10時から18時までです。売場より早く閉まるため、夕方に訪れる場合はご注意ください。屋外の遊具は、日没や天候によって営業時間内でも利用できない場合があります。エレベーターホール内やテント内のゲーム機・コイン式遊具は18時まで利用できます。
2. ごちそうパラダイス|地下2層の食品フロア
本館の地下1階と地下2階が、まとめて食品フロアになっています。名前は「ごちそうパラダイス」。惣菜や和洋菓子、生鮮、和酒やワインまで2層に広がり、歩いているだけで時間が過ぎます。地下鉄から直結しているので、仕事帰りに寄って帰るという使い方もできます。
3. 松坂屋美術館|南館7階の展覧会
南館の7階にある美術館です。展覧会は時期によって入れ替わるため、訪れる日に何が開かれているかは公式サイトで確認してください。買い物のついでに立ち寄れる美術館というのは、百貨店ならではの環境です。
4. 松坂屋史料室|400年の歩みをたどる
美術館と同じ南館7階にあります。公式サイトには「松坂屋400年の歩み」「松坂屋コレクション」「国の重要文化財」といった展示の案内があり、企画展も開かれています。展示の企画・運営は、一般財団法人J.フロント リテイリング史料館が担当しています。名古屋の商いの歴史に興味がある方には、ここだけを目的に訪れる価値があります。
5. レストラン街|本館9階・10階と北館地下1階
本館の9階と10階がレストラン街です。営業は11時から22時まで(本館9階は21時まで)。売場が閉まったあとも開いているので、買い物とは別の目的でも使えます。
北館の地下1階には「酒 & DINING レストラン街」があり、和洋酒の売場も併設されています。南館の10階にも松坂屋特選レストラン街があります。館やフロアによって、食事の選択肢や雰囲気が変わるのも、この店の面白いところです。
6. ART HUB NAGOYA|本館8階
本館8階にあるアートの売場です。同じフロアには美術の区画もあり、屋上遊園へ上がる途中に立ち寄れます。見るだけでも歓迎されるのが美術売場のいいところで、展示が入れ替わるので訪れるたびに違うものが並びます。
時間があれば、こちらも
本館7階の大催事場では、物産展や美術展などの催しが定期的に開かれています。本館4階の「CENTRAL STAGE」も、期間ごとに内容が変わる売場です。訪れる日に何が開かれているかは、公式サイトのイベントカレンダーで確認できます。
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どの館に何があるか
3つの館は、それぞれ役割が違います。目的の売場がどこにあるかを先に知っておくと、館内での移動が減ります。
| 館 | 主な内容 |
|---|---|
| 本館 | 地下2層の食品フロア、化粧品、レディスファッション、リビング、催事場、美術、レストラン街、屋上遊園 |
| 南館 | 地下1階のハンズ、7階の美術館と史料室、8階の多目的ホール、10階のレストラン街、屋上のゴルフガーデン 2階から5階と地下2階は改装工事のため売場閉鎖中。3階と地下2階は連絡通路と一部エレベーターが利用可 |
| 北館 | メンズファッション、スポーツ・ゴルフ、時計・宝石、旅行センター、地下1階のレストラン街 |
館どうしは連絡通路でつながっていますが、通路のある階は決まっています。公式のフロアガイドでは、本館の地下2階・3階が南館へ、地下1階・4階・5階が北館へとつながる階として示されています。目的の館へ行くときは、まずこの階に移動すると分かりやすくなります。
滞在2時間ほどの回り方
食品フロア、アート、屋上遊園を組み合わせた回り方です。見どころ中心なら約2時間、食事を加えるなら約3時間が目安です。
1矢場町駅の地下通路から本館へ。地下1階・2階の食品フロアを歩きます(30分ほど)
2本館を上がって8階のART HUB NAGOYAと美術の区画へ。そのまま屋上遊園へ(40分ほど)
3連絡通路で南館へ移り、7階の松坂屋美術館と史料室を見ます。南館3階は売場が閉鎖中ですが、連絡通路と久屋大通側1〜3号エレベーターは利用できます(40分ほど)
4本館の地下へ戻り、矢場町駅へ(移動の目安は10分ほど)
+食事をする場合は、別途45分から60分ほどを見込み、本館9階・10階か北館地下1階のレストラン街へ。待ち時間によって所要時間は変わります
美術館で展覧会が開かれている日は、3番にもう少し時間を取ってください。展示の内容によっては、ここだけで1時間以上かかることもあります。
フロアで違う営業時間
この店で気をつけたいのが、階によって閉店時間が違うことです。
| フロア | 営業時間 |
|---|---|
| 各館3階以下 | 10時〜20時 |
| 各館4階以上 | 10時〜19時 本館4階と北館6階プレミアムビューティーサロンは20時閉店 |
| レストラン | 11時〜22時(本館9階は11時〜21時) |
4階以上は19時に閉まるため、仕事帰りに上層階の売場を目指す場合は注意が必要です。一部、営業時間が異なる区画もあります。本館7階の大催事場、南館7階の松坂屋美術館、南館6階のブライダルサロンなどが該当します。
駐車場と優待
松坂屋南館駐車場のほか、周辺にエンゼルパーク駐車場やエンゼルビル駐車場(松坂屋北館)など、多数の契約駐車場があります。買い上げ金額に応じて駐車料金の優待が受けられます。
- 税込5,000円以上のお買い上げで1時間無料
- 税込20,000円以上のお買い上げで2時間無料
駐車券は必ず持参してください。南館駐車場など一部の駐車場では会計時に販売員へ提示し、それ以外の契約駐車場ではレシートとあわせて案内所で提示する仕組みです。契約駐車場は23か所あり、営業時間や車両制限がそれぞれ違います。高さ制限が1.55メートルという駐車場もあるため、車高のある車の場合は公式サイトの交通・アクセスで確認してから向かうと確実です。
子ども連れの情報
本館5階に、ベビー休憩室があります。同じ階にはベビー・こども服の売場、美容室、幼児教室も入っており、子ども連れの用事がこのフロアでまとまります。
公式サイトには、本館のトイレの空き状況を調べるサービスも用意されています。混雑する時間帯に小さなお子さんと訪れるときには、知っておくと役に立ちます。
屋上遊園は本館にあるため、食品フロアから屋上まで、本館だけで一日の用事がまとまります。ベビーカーでの移動も、館内のエレベーターを使えば階をまたいで動けます。
松坂屋の創業は1611年。名古屋本町に開かれた呉服小間物問屋が始まりです。400年を超える歩みの中で、呉服店から百貨店へと姿を変え、今の栄の地に落ち着きました。
もう少し詳しく(クリックで開きます)
始まりは1611年。織田信長に仕えた伊藤蘭丸祐広の子、伊藤蘭丸祐道が名古屋本町に呉服小間物問屋を開きました。名古屋城の築城が始まったのも同じころで、松坂屋の歴史は名古屋という街が生まれた時期と重なっています。
江戸時代には「いとう呉服店」として商いを広げ、1768年には上野の松坂屋を買い取って「いとう松坂屋」と名乗るようになります。松坂屋という名前は、この時期にさかのぼります。
1910年、株式会社いとう呉服店が設立され、同じ年に名古屋市栄町角で、名古屋地方初のデパートメントストアとして名古屋店が新築開店しました。呉服店から百貨店への転換が、この時期に進みます。1925年には商号を株式会社松坂屋に改め、名古屋店が現在地である南大津町へ移転しました。
三館体制になったのは1991年です。この年に南館が増築され、同時に南館へ松坂屋美術館が開設されました。2003年には新南館の増築により、売場面積は86,758平方メートルとなっています。
南館7階の松坂屋史料室では、こうした歩みを資料とともにたどることができます。展示の企画・運営は、一般財団法人J.フロント リテイリング史料館が担当しています。
ここからは、名古屋で不動産仲介をしている立場から、この百貨店が身近にあるエリアについて触れます。
地下でつながる街
矢場町駅から松坂屋へは地下通路で直結しています。栄駅からも徒歩5分。この一帯は地下の通路網が発達しており、天候に左右されずに移動できる範囲が広いのが特徴です。
矢場町駅と松坂屋の間は、雨を避けて移動できます。住まい探しでは、物件から地下入口までの距離や、通路を使える時間も確認するとよいでしょう。
栄から矢場町にかけては、百貨店だけでなく商業施設や飲食店が連なります。休日の行き先を決めずに出かけても、何かしら見つかる。そういう密度のある街です。
都心の住宅地としての栄・矢場町
栄から矢場町にかけては、商業施設とオフィスが集まるエリアです。住宅はマンションが中心で、価格帯は市内でも高めになります。
一方で、人通りや交通量は場所によって大きく変わります。大通り沿いと、一本入った通りとでは夜の静けさがまるで違うため、物件を検討される際は時間帯を変えて歩いてみてください。日常の買い物については、百貨店の食品フロアだけでなく、普段使いのスーパーがどこにあるかも確認しておきたい点です。
物件を探すときに見ておきたい点
- 地下通路や地下街を使って、濡れずに駅まで行けるか
- 大通りからの距離と、夜間の音や明るさ
- 普段使いのスーパーと、物件からそこまでの動線
- 平日の夜と休日の昼、それぞれの人通り
中区は名古屋の中心部にあたり、栄・矢場町のほか、丸の内や伏見、大須など性格の違うエリアが並びます。どのエリアを選ぶかで、暮らし方も価格帯も変わります。
最後に、松坂屋名古屋店へ出かける前に押さえておきたい3点をまとめます。
1. 階によって閉店時間が違う
3階以下は20時まで、4階以上は19時まで(一部売場を除く)です。レストランは22時まで(本館9階は21時まで)営業しています。上層階に用事があるときは、早めの時間に向かってください。
2. 買い物以外の目的でも行ける
本館屋上の遊園、南館7階の松坂屋美術館と史料室、本館8階のART HUB NAGOYA。百貨店の売場とは別の楽しみ方ができる場所が揃っています。
3. 南館は改装工事中(2026年10月時点)
南館の2階から5階と地下2階は売場が閉鎖中です。ただし3階と地下2階の連絡通路などは利用できます。本館6階の南館連絡通路は通れないため、目的の売場がある場合は事前にフロアガイドで確認してください。
1611年から続く店が、地下鉄の駅と直結している。観光として訪れても、暮らしの中で使っても成り立つ場所です。栄・矢場町エリアで住まいをお探しの方は、「地下でつながる範囲に何があるか」という視点も条件に加えてみてください。

中区での住まい探しは、愛知中央不動産へ
栄や矢場町は、通りが一本違うだけで環境が変わります。実際に歩いて分かることも多いので、気になるエリアがございましたらお気軽にご相談ください。
※本記事の営業時間・フロア構成・駐車場・沿革の情報は、2026年10月20日に松坂屋名古屋店公式サイトで確認した内容です。改装や催しにより変更される場合がありますので、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。