
あおなみ線「港北」駅 周辺のエリア情報
港北駅(あおなみ線)の基本データ
駅番号
AN07
2004年開業・2022年に改称
旧駅名
名古屋競馬場前駅
あおなみ線初の駅名改称
1日平均乗車人員
約3,000人
3,049人/2024年度・あおなみ線内3位(名古屋市統計年鑑)
名古屋駅まで
約13分
あおなみ線直通・乗車時間の目安
▶ 港北駅 徒歩圏エリア 早わかり比較
港北駅は、名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の駅で、名古屋市港区正保町五丁目に位置する高架駅です。
2004年(平成16年)10月の開業当初は「名古屋競馬場前駅」という、あおなみ線で最も長い駅名でしたが、2022年春、名古屋競馬場の弥富市への移転にともない「港北駅」へ改称されました。
駅の南東に広がる旧競馬場跡地(約20.7ヘクタール)では、現在大規模な再開発が進行しており、この駅ならではの今後の変化が注目されています。
この記事では、港北駅の基本データからアクセス、周辺のスーパーマーケットや買い物環境、学区・教育環境、公園・跡地再開発、治安、そして不動産としての資産性まで、仲介現場の視点で正直にお伝えします。
旧競馬場跡地の再開発という、この駅ならではのトピックを中心にお伝えできればと思います。
目次
1. 港北駅の駅構造とアクセス 2. 利用できる路線と主要駅までの所要時間 3. ️ 駅周辺エリアの特徴 4. 周辺のスーパー・買い物環境 5. 子育て・教育環境 6. ️ 旧名古屋競馬場跡地の再開発 7. ️ 治安・安全性 7-2. 災害リスク・ハザード情報 8. 物件相場・資産性 9. 周辺駅との比較 9-2. 港北駅と相性が良いと考えられる層 10. ❓ よくある質問 11. まとめ——港北駅はこんな方におすすめ
港北駅は2004年(平成16年)10月、あおなみ線の開業と同時に「名古屋競馬場前駅」として誕生しました。
2022年3月に名古屋競馬場が弥富市へ移転したことにともない、2022年3月12日始発から「港北駅」へ改称されています。
これはあおなみ線で初めての駅名改称で、地元の町名「港北町」にちなんで、学識経験者や地域住民代表を交えた懇談会を経て決定されました。
仲介現場からの本音:
港北駅は駅員が常駐しない「巡回駅」です。
駅員不在時にはインターホンによる案内・対応体制が設けられていますが、有人駅とは対応方法が異なるため、この点を重視される方は事前に確認しておくと安心です。
manaca等のICカード利用であれば、通常の乗り降りに支障はありません。
駅前には名古屋市営バスの「港北駅」停留所があり、河合小橋・多加良浦・中川車庫前方面などへの路線バスが利用できます。
2022年4月には停留所名も「名古屋競馬場前駅」から「港北駅」に変更されています。
港北駅はあおなみ線単独の駅で、地下鉄など他社線への直接連絡はありません。
名古屋駅までは、あおなみ線一本で乗り換えなしにアクセスできます。
| 目的地 | 利用路線 | 所要時間目安 |
|---|---|---|
| 荒子川公園駅 | あおなみ線(直通) | 約3分 |
| 稲永駅 | あおなみ線(直通) | 約6分 |
| 名古屋駅 | あおなみ線(直通) | 約13分 |
| ささしまライブ駅 | あおなみ線(直通) | 約11分 |
※所要時間は乗車・乗換・徒歩等を含む目安です。時間帯や接続により前後します。
あおなみ線は名古屋駅でJR線や地下鉄各線への乗り換えができるため、都心部への通勤・通学にも対応できます。
港北駅は名古屋駅まで約13分と、あおなみ線の中でも比較的都心に近い駅です。
港北駅は名古屋市港区正保町五丁目に位置し、駅の南側には名古屋市営住宅「泰明荘」などが立地する住宅街が広がっています。
港区全体のエリア特性や地価動向については、下記のエリア情報記事で詳しく解説しています。
❶ 正保町周辺:市営住宅を含む落ち着いた住宅街
駅周辺は住宅街が中心で、市営住宅「泰明荘」なども含まれるエリアです。
かつて「土古(どんこ)競馬場」の愛称で親しまれた名古屋競馬場の最寄り駅として長く機能してきた歴史があります。
❷ 駅南東:再開発が進む旧競馬場跡地
駅の南東には、旧名古屋競馬場の跡地(約20.7ヘクタール)が広がっており、現在大規模な再開発が進められています。
詳しい内容は「6. 旧名古屋競馬場跡地の再開発」で解説します。
港北駅の駅前にはコンビニエンスストアがある程度で、本格的な食料品の買い物は周辺エリアへの移動が必要です。
正直にお伝えします:
港北駅の徒歩圏には、いわゆる大型スーパーが見当たりません。
日常の買い物は、あおなみ線で数駅移動するか、自転車・車を利用するのが現実的です。
再開発全体では2029年秋頃の「まちびらき」が予定されていますが、商業施設を含む各施設の具体的な開業時期は今後変更となる可能性があります。
あおなみ線で数駅の稲永駅周辺には、カインズやベイシアなどの商業施設が集まっています。
港北駅から日常的に買い物へ出かける際は、こうした沿線の商業エリアと組み合わせた生活動線を前提に検討されることをおすすめします。
港北駅所在地の正保町5丁目を例にすると、公立小学校は正保小学校、進学先は港北中学校です。
なお、旧競馬場跡地にあたる泰明町は小碓小学校・港北中学校の学区となっています。
通学区域は住所・地番によって異なる場合があるため、物件ごとに最新の通学区域情報をご確認ください。
旧競馬場跡地の再開発計画には、小牧市から移転する私立高校「誉高校」の新校舎整備も含まれており、将来的に教育環境が変化する可能性があります。
港区全体の保育園事情や医療機関、公園情報については、下記の記事にまとめています。
港北駅の最大の特徴といえるのが、駅南東に広がる旧名古屋競馬場跡地(約20.7ヘクタール)の再開発です。
2022年3月の競馬場移転後、当初は2026年アジア競技大会の選手村として活用される計画でしたが、建設費の高騰を理由に2023年に見送りとなりました。
❶ 現在の再開発計画「ウェルネスアソシエイション」
現在は中部電力グループを中心に、商業施設・分譲住宅・私立高校(誉高校)・福祉施設等を組み合わせた「ウェルネスアソシエイション」というコンセプトでの再開発が進められています。
2026年2月には、愛知県・名古屋市と中部電力コンソーシアム各社との土地売買契約が正式契約となりました。
今後は2027年5月に土地の引き渡しが予定され、その後、各施設の建築工事が順次進められる計画です。
事業者は2029年秋頃の「まちびらき」を予定しており、名古屋市も2029年度以降の順次供用開始を見込んでいます。
仲介現場からの本音:
この再開発計画は、当初のアジア大会選手村案が中止になるなど、これまでにも計画の変更がありました。
2029年秋頃という「まちびらき」目標も、施設ごとの完成時期がすべて揃うとは限らず、今後さらにスケジュールが変わる可能性があるため、最新の公表情報を随時ご確認いただくことをおすすめします。
駅前環境が今後変化する可能性がある注目材料ではありますが、「再開発で資産価値が上がる」と断定することは適切ではありません。
❷ 敷地内には既に稼働している施設も
跡地の一角には、2024年2月に新しい場外馬券発売施設「サンアール名古屋(J-PLACE名古屋)」が開業しています。
ただしこちらは港北駅から徒歩15〜20分程度と、敷地内でも駅から離れた場所に位置しており、駅の目の前にある施設ではありません。
港北駅周辺は住宅街が中心で、繁華街のような夜間の賑わいはありません。
旧競馬場跡地は現在造成工事中のため、駅周辺の人通りは静かな雰囲気です。
正直にお伝えします:
港北駅は駅員が常駐しない「巡回駅」であり、駅員不在時にはインターホンによる案内・対応体制が設けられています。
ただし有人駅とは対応方法が異なるため、物件を検討する際は、昼間だけでなく夜間にも駅から物件まで実際に歩き、街灯・人通り・防犯設備などをご自身の目で確認することをおすすめします。
❶ 物件選びで意識したい防犯ポイント
駅から自宅までの帰り道に街灯や人通りがあるかどうかは、実際に夜間歩いて確認することをおすすめします。
オートロックや防犯カメラ、宅配ボックスの有無も、単身の方はもちろんファミリー世帯にとっても重要なチェックポイントです。
港北駅周辺は臨海部の低地を含むエリアです。
洪水・内水氾濫・高潮・地震・液状化などのリスクは、他エリア以上に注意深く確認する必要があります。
仲介現場からの本音:
港区は名古屋市内でもハザードマップの確認が特に重要なエリアの一つです。
物件選定の段階から名古屋市の最新のハザードマップで浸水想定区域や避難場所を確認し、契約前の重要事項説明でも改めて確認することをおすすめします。
気になる点があれば担当者にその場でご質問ください。
①
名古屋駅への近さ
あおなみ線内でも都心に近い立地は、資産性を支える要素の一つです。
②
利用者数の多さ
あおなみ線内3位の利用者数は、路線の中での駅の重要性を示す要素の一つです。
③
跡地再開発の今後の動向
2029年秋頃の「まちびらき」を予定する再開発は、今後の街の変化を左右する注目材料です。
港北駅周辺は住宅地と旧競馬場跡地が混在するエリアで、稲永駅など買い物利便性の高い駅とは物件構成や地価水準が異なります。
駅単位の中古住宅成約価格を一括で示せる公的統計は限られるため、参考として公的な地価指標を1点ご紹介します。
港北駅周辺の公的な地価指標:
港区川西通3丁目8番(港北駅から約720m)の2026年地価公示は、14万2,000円/㎡、前年比+0.7%となっています。
近隣商業地域の標準地であり、住宅地の売買価格そのものではありませんが、港北駅周辺の地価水準や動向を見る参考になります。
正直にお伝えします:
旧競馬場跡地の再開発は、街の魅力を高める可能性がある一方、まちびらきが2029年秋頃と先の話であり、当面は大きな変化を期待しにくい状況です。
再開発を理由に価格が先行して上昇するケースもあるため、購入検討時は現状の生活利便性を基準に、再開発は将来的な期待材料として切り分けて考えることをおすすめします。
賃貸として貸し出す場合、住宅街としての落ち着いた需要が中心になると考えられます。
築古物件を検討される場合は、管理状態・修繕積立金・耐震基準・配管の更新状況などを個別に確認することをおすすめします。
港北駅と比較検討されやすい荒子川公園駅・稲永駅について、それぞれの特徴を整理します。
| 駅名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 港北駅 | 名古屋駅に近く再開発が進行中 | 今後の街の変化に関心のある方 |
| 荒子川公園駅 | 公園が徒歩圏・買い物は隣駅頼み | 緑豊かな環境と静けさを重視する方 |
| 稲永駅 | 商業施設が充実・買い物利便性が高い | 日常の買い物利便性を重視する方 |
港北駅は、あおなみ線の中でも名古屋駅への近さと利用者数の多さが特徴の駅です。
買い物利便性を重視される方は、2駅先の稲永駅ともあわせて比較検討されることをおすすめします。
以下は、駅周辺の環境や物件特性から見て相性が良いと考えられる層の一例です。
自社の成約データに基づく実際の購入者構成を示すものではない点にご留意ください。
名古屋駅への近さを重視する方
あおなみ線内でも約13分と都心に近く、通勤・通学の利便性を求める方に向いています。
今後の街の変化を楽しみに待てる方
2029年秋頃の「まちびらき」を予定する旧競馬場跡地の再開発に関心があり、長期的な視点で住まいを検討できる方に向いています。
静かな住宅街を求める方
現時点では跡地が造成工事中で人通りも落ち着いており、静かな環境を求める方に適しています。
自転車や車での買い物に抵抗がない方
2駅先の稲永駅など沿線の商業施設まで、自転車や車で買い物に出向くことに抵抗がない方に向いています。
逆に向いていないケース:今すぐの買い物利便性を最優先する方
徒歩圏に大型スーパーがなく、再開発の商業施設完成も先の話のため、今すぐの買い物利便性を最優先される方には、隣の稲永駅の方が適しています。
Q. なぜ駅名が「名古屋競馬場前駅」から「港北駅」に変わったのですか?
2022年3月に名古屋競馬場が愛知県弥富市へ移転したことが理由です。
跡地周辺のまちづくりで使われている「港北エリア」という名称や、地元の町名「港北町」にちなんで、あおなみ線で初めての駅名改称となりました。
Q. 旧競馬場跡地の再開発はいつ完成しますか?
2026年2月に愛知県・名古屋市と中部電力コンソーシアム各社との土地売買契約が正式契約となり、2027年5月に土地引き渡し予定です。
その後、各施設の建築工事が順次進められ、事業者は2029年秋頃の「まちびらき」を予定しています。
ただしこれまでにも計画変更があったため、全施設が2029年に完成するとは限らず、最新の公表情報をご確認ください。
Q. 車を所有していなくても暮らせますか?
徒歩圏に大型スーパーがないため、あおなみ線での移動や自転車があるとより快適に暮らせます。
名古屋駅方面へは車がなくてもアクセスできますが、日常の買い物には沿線の商業エリアの活用が現実的です。
Q. 浸水などの災害リスクは大丈夫ですか?
港北駅周辺は臨海部の低地を含むエリアのため、洪水・内水氾濫・高潮・地震・液状化などのリスクを他エリア以上に確認することが重要です。
物件所在地ごとに名古屋市の最新のハザードマップを必ずご確認ください。
■ 港北駅 早引き案内表
正保町エリア(港区)→ 「名古屋駅への近さ」を重視する方に
あおなみ線内でも都心に近く、静かな住宅街が広がります
今後の街の変化に関心のある方 → 旧競馬場跡地の再開発に注目
2029年秋頃「まちびらき」予定、商業施設・住宅・高校等が整備予定です
買い物利便性を重視する方 → 「2駅先の稲永駅」も選択肢に
カインズやベイシアが徒歩圏の買い物拠点です
港北駅は、「名古屋競馬場前駅」から「港北駅」へと駅名が変わった、あおなみ線の中でも歴史の転換点にある駅です。
駅南東に広がる旧競馬場跡地では2029年秋頃の「まちびらき」を予定して大規模な再開発が進んでおり、今後の街の変化が最大の注目材料です。
一方で、徒歩圏に大型スーパーがないことや、駅員が常駐しない巡回駅であることなど、正直にお伝えすべき点もあります。
港区のエリア情報や子育て情報もあわせてご確認いただき、ご自身に合った住まい選びの参考にしていただければ幸いです。
同じあおなみ線沿線でも駅ごとに性格が大きく異なりますので、実際に複数の駅を歩いて比較されることをおすすめします。
私たち愛知中央不動産では、港北駅周辺はもちろん、名古屋市内各エリアの物件情報と地域の実情を熟知したスタッフが、皆様の住まい探しをサポートいたします。
「今後の街の変化に期待しつつ、現実的な選択をしたい」という方は、ぜひ一度、現地を一緒に歩きながらご相談ください。



