
名鉄本線「本星崎」駅 周辺のエリア情報
名鉄「本星崎」駅 周辺のエリア情報
本笠寺駅よりさらに南に位置する本星崎駅。駅周辺には昔からの住宅地と、比較的新しい戸建て、ファミリー向け中古マンションが混在しています。戸建て・中古マンションを含め、購入総額と広さのバランスを検討したい方にとって、現実的な選択肢になるエリアです。
大きな特徴は、桜駅・本笠寺駅・本星崎駅の3駅を対象とする連続立体交差事業のうち、本星崎地区が第1期事業として先行して進める想定が示されていることです。将来の利便性向上が期待される一方、工事期間中の影響や、離れた物件では車移動が増えやすい生活動線など、正直にお伝えすべき現場情報もあります。本笠寺駅との比較も交えて、本星崎駅のリアルをお届けします。
目次
1. 本星崎駅の基本情報
本星崎駅は、愛知県名古屋市南区星宮町に所在する名古屋鉄道名古屋本線の駅です。駅番号はNH28。1917年(大正6年)に愛知電気鉄道の駅として開業した歴史ある駅で、相対式ホーム2面2線の地上駅、終日無人駅です。駅名は、開業当時すでに常滑線の柴田駅が「星崎駅」を名乗っていたため、区別する形で「本星崎」と名付けられました。普通列車のみが停車します。
駅周辺は住宅地が広がり、西側を通る国道1号線を越えた先は工業地帯となっています。駅周辺には星宮社(駅から徒歩5〜7分程度)など、星崎の歴史を感じられる神社や史跡も残っています。
路線:名古屋鉄道 名古屋本線(駅番号 NH28)
所在地:愛知県名古屋市南区星宮町301番地
駅構造:相対式ホーム2面2線・地上駅・終日無人駅
停車種別:普通のみ(急行・準急・特急は通過)
隣駅:本笠寺駅・鳴海駅(かつては本星崎駅〜本笠寺駅間に東笠寺駅が存在)
周辺:星宮社・本星崎公園・大江川緑地
2. アクセス——普通のみ停車
| 行き先 | 手段 | 目安所要時間 |
|---|---|---|
| 本笠寺駅 | 直通(1駅) | 約2分 |
| 鳴海駅 | 直通(1駅) | 約2分 |
| 金山駅 | 直通(速達列車への乗り換え含む) | 約13分前後 |
| 名鉄名古屋駅 | 直通(速達列車への乗り換え含む) | 約18〜20分前後 |
| 運転本数 | 普通電車のみのため、急行停車駅より本数は少なめ | |
※時間帯・列車・乗り換えによって異なります。掲載時点の時刻表をご確認ください。
本星崎駅の目の前にバス停はありませんが、「名南工高」(駅から約239m)、「星崎町」(約374m)、「本星崎町」(約399m)といったバス停が徒歩圏にあり、駅徒歩圏であれば電車+徒歩の生活も成立します。一方、駅の西側を通る愛知県道223号線は道幅に余裕がないため、送迎で車を停める際は近隣のコインパーキングを利用するとよいでしょう。
3. 【現場情報】3駅の中で先行して事業が進む想定——第1期事業(本星崎地区)
本星崎駅は、「名鉄名古屋本線(桜駅〜本星崎駅間)連続立体交差事業」のうち、本星崎地区が第1期事業として先行して進める想定が示されています(桜・本笠寺地区は第2期)。2026年7月時点では都市計画決定前ですが、2025年12月に都市計画の案の概要が公表され、2026年1月に説明会、同年2月21日に公聴会が開催されるなど、手続きは一段進んでいます。今後も都市計画決定や事業認可などの手続きが必要であり、着工・完成時期は現時点では確定していません。事業スケジュールは今後変更される可能性がある点にご留意ください。
高架化が実現すれば、踏切の除却による渋滞や踏切待ちの改善、線路による地域分断の緩和、駅周辺の歩行者・車の移動改善などが期待されます。一方、施工は現在線の隣に仮線を設ける方式が予定されているため、工事期間中は仮線・工事車両・道路規制・騒音や振動などの影響が出る可能性があります。本星崎駅周辺で住宅や土地を購入する場合は、「高架化後に便利になるか」だけでなく、仮線予定地や側道、工事期間中の生活動線まで含めて確認することが重要です。「高架化=資産価値アップ」と単純に捉えるのではなく、最新の計画区域と工程を確認することをおすすめします。
4. 【現場情報】戸建て・車生活を軸にした住まい選び
本星崎駅で売買物件を探すお客様として想定しやすいのは、戸建て・中古マンションを含め、購入総額と広さのバランスを検討したいファミリー層です。本笠寺駅よりさらに南へ進みますが、駅周辺には昔からの住宅地と比較的新しい戸建て、ファミリー向け中古マンションが混在しています。駅前に路線バス停はありませんが徒歩圏にバス停は複数あり、駅徒歩圏の物件であれば電車+徒歩生活も成立します。一方で駅から離れる物件では、道幅にも余裕がない道が多いため、車を使う場面が増えやすい点も踏まえて検討することをおすすめします。
5. 生活施設・公園——車・自転車でアクセスするタイプの街
本星崎駅は「駅前商店街が便利」というタイプの駅ではなく、車や自転車で少し足を延ばして生活施設を利用するタイプの街です。徒歩圏・自転車圏の主な生活施設は次の通りです(情報は調査時点のもの。店舗は変更される場合があります)。
- ファミリーマート名南星崎店(駅から徒歩約2〜3分):コンビニ
- ウエルシア名古屋元塩町店(駅から徒歩約10分):ドラッグストア
- 平和堂名古屋元塩店(駅から徒歩約11分):スーパー
- バロー なるぱーく店(駅から徒歩約14分):スーパー(ホームセンター・家電量販店等も併設のなるぱーく内)
- 医療法人緑翔会 小松病院(駅から徒歩約19分):総合病院
6. 学区について
これまでの南区の駅の記事でもお伝えした通り、南区は学区の境界が入り組んでいるエリアが多く、「本星崎駅だから○○小学校」とは一概に言えません。駅周辺では笠寺小学校(駅から徒歩約6分の場所に位置)・本城中学校など、複数の通学区域が関係するため、町名・番地による確認が必要です。ファミリー層が物件を検討する際は、名古屋市が公表する通学区域を、検討中の物件の具体的な住所で個別に確認することを強くおすすめします。
7. 水害リスクを正直に
これまでの南区の駅の記事でもお伝えした通り、名古屋市は区ごとに洪水・内水氾濫・高潮・地震・津波の各ハザードマップを公表しており、南区もその対象です。本星崎駅の南側には天白川が流れており、想定される浸水深や内水氾濫のリスクは住所によって異なります。「本星崎駅だから大丈夫」あるいは「本星崎駅だから危険」と一括りにはできません。
名古屋市が公表する洪水・内水氾濫・高潮・地震・津波の各ハザードマップで、検討中の物件の具体的な番地における想定浸水深・浸水継続時間・避難経路を確認してください。戸建ての場合は基礎高や前面道路の冠水履歴もあわせて確認することをおすすめします。
8. 住環境について
本星崎駅周辺は住宅地が中心ですが、西側の国道1号線を越えた先は工業地帯となっており、エリアによって雰囲気が異なります。住環境の感じ方は人によって異なるため、実際に物件を検討する際は、愛知県警が公開する犯罪発生状況や、物件までの夜間ルートの街灯の状況もあわせて確認することをおすすめします。
9. 不動産視点での評価——想定される購入層
本星崎駅エリアで売買物件を探す層として、当社では戸建て・中古マンションを含め、購入総額と広さのバランスを検討したいファミリー層への候補として想定しやすいと考えています。ただし、公開されている情報だけでは「実際の購入相談者の属性」までは分かりません。以下は、交通・生活施設・現在の売買物件構成から整理した想定需要層です(2026年7月時点の情報。掲載物件は随時変わります)。
| 想定される購入層 | 重視しやすい条件 | 比較されやすい物件タイプ |
|---|---|---|
| 購入総額を抑えたい一次取得ファミリー | 価格・広さ・駐車場 | 中古戸建て・3LDK以上の中古マンション |
| 車を利用する子育て世帯 | 駐車2台・道路幅・買い物環境 | 戸建て・新築戸建て |
| 南区・緑区に地縁のある住み替え層 | 実家・学区・生活圏 | 戸建て・土地 |
| 中古+リフォームで考える購入者 | 建物価格+改修費 | 築古戸建て・中古マンション |
| 名駅・金山方面へ通勤する会社員 | 通勤時間と購入総額 | 駅徒歩圏の住宅 |
| 将来の高架化を意識する購入者 | 踏切・道路・計画区域 | 鉄道沿線・駅周辺物件 |
本星崎地区が連続立体交差事業の第1期事業として先行して進む想定であることは、将来的な利便性向上の可能性と、工事期間中の影響という2つの側面を持つ「変化要因」です。単純なメリット・デメリットには分類せず、最新の計画区域・工程を確認しながら判断することをおすすめします。
- 住所ごとの学区(小学校・中学校)を必ず確認する
- 連続立体交差事業の計画区域・仮線予定地に該当するかどうかを確認する(現時点では都市計画決定前)
- 戸建ての場合は耐震性・前面道路と再建築条件・駐車スペースを確認する
- 名古屋市が公表する洪水・内水氾濫・高潮・地震・津波の各ハザードマップを、物件の具体的な番地で確認する
- 生活動線(買い物・送迎・駐車場、または徒歩圏のバス停)を実際に確認する
10. メリット・デメリット整理
- 戸建て・広めのマンションを含めて選択肢がある
- 大江川緑地・本星崎公園など自然と触れ合える環境
- 星宮社など、歴史を感じられる神社や史跡が残る
- 駅前にバス停はないが、徒歩圏に複数のバス停がある
- 駅近くに交番があり、防犯面の安心材料になる
- 普通電車のみで本数が少なめ:名駅まで約18〜20分前後
- 駅前にバス停はなく、離れた物件では車を使う場面が増えやすい
- 道幅に余裕がない道路がある:送迎・駐停車に配慮が必要
- 連続立体交差事業は都市計画決定前で、着工・完成時期は未確定
- 天白川に近く、エリアによって浸水想定が異なる:ハザードマップの個別確認が必須
11. 結局、本星崎駅はどんな人に向いているか
特に向いている方
- 戸建て・中古マンションを含め、購入総額と広さのバランスを検討したい方
- 車を所有し、駐車場・道路幅を重視する子育て世帯
- 南区・緑区に地縁があり、近隣で住み替えたい方
- 連続立体交差事業の計画区域や進捗を確認しながら検討したい方
- 大江川緑地など自然を身近に感じたい方
他のエリアを検討した方がよい方
- 徒歩圏バス利用ではなく、駅前で完結する生活を送りたい方
- 電車の本数の多さを最優先したい方:堀田駅など急行停車駅の方が向く
- 水害リスクを一切許容できない方:エリアごとの浸水想定を必ず確認
本星崎駅エリア 総合評価
| 交通利便性 | ★★★☆☆(普通のみ停車。駅前にバス停はないが徒歩圏に複数あり) |
| 物件種別の幅 | ★★★★☆(戸建て・中古マンション・土地を比較できる場合がある) |
| 自然・公園環境 | ★★★★☆(大江川緑地・本星崎公園など) |
| 住環境 | ★★★☆☆(住宅地と工業地帯が近接。エリアにより雰囲気が異なる) |
| 防災・ハザード | ★★★☆☆(天白川に近く、住所により浸水想定が異なる) |
12. まとめ
名鉄「本星崎」駅は、「戸建てを中心に購入総額と広さのバランスを調整でき、3駅の中で先行して事業が進む想定の駅」です。戸建て・中古マンションを含めた物件構成、大江川緑地・本星崎公園といった自然環境、そして連続立体交差事業の第1期事業として先行して計画が進む想定であること——これらは本星崎駅ならではの特徴です。
一方で、普通電車のみで本数が少なめであること、駅前にバス停はなく離れた物件では車を使う場面が増えやすいこと、連続立体交差事業が都市計画決定前で着工・完成時期が未確定であることなど、正直にお伝えすべき現実もあります。「戸建てを中心とした暮らしやすさを取るか、電車中心の生活を優先するか」——このバランス感覚が、本星崎駅での住まい選びのポイントです。物件についてのご相談はぜひ私たちへ。連続立体交差事業の最新動向から、ハザードマップの見方まで、現場目線で丁寧にお伝えします。

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